毎日の台所には、いろんな日があります。鍋でことこと煮出す日も、前の晩に少し浸けておく日も、袋ごと入れて任せておく日もあります。
だしの取り方に、決まりはありません。守るとよいことは、二つだけ。あとは、量も時間も、お好みで大丈夫です。
今回は、「日々のだし」でよく使われている取り方を、その日の台所に合わせてご紹介します。
まずは、鍋でひと煮立ち。基本の取り方
いちばん基本になるのが、鍋で煮出す方法です。
用意するもの(水1Lぶん)
| 水 | 1L |
|---|---|
| 昆布 | 10g |
| 花かつお(または削りぶし、煮干し) | 10〜20g |
覚え方は、「だし素材の合計量は水の量の2〜3%」。水を増やすときも、同じ割合で。
作り方
1鍋に水と素材を入れます。昆布があれば、いっしょに。
2火にかけて、沸いたら中弱火にします。
3煮出したら、こしてできあがりです。
煮出す時間(沸いてから・中弱火)
| 花かつお | 5分ほど |
|---|---|
| 削りぶし、煮干し | 10分ほど |
守るとよいのは、二つだけです。
一つは、花かつおや削りぶしを、ひと煮立ちさせること。生っぽい香りが残りにくくなります。
もう一つは、薄い削りを長く煮すぎないこと。短めのほうが、すっきりと取れます。
あとは、お好みで大丈夫です。分量も、きっちりはかる必要はありません。「だし素材の合計量は水の量の2〜3%」とだけ覚えておけば、量が変わっても迷いません。
みそ汁やお吸い物はもちろん、煮物やおひたしにも使いやすい、いちばん基本の一杯になります。まずはここから試してみてください。
前の晩の、ひと手間。水に浸けておく
朝は火にかけるところから始めたい。そんな日は、前の晩のうちに、昆布や煮干しを水に浸けておきます。
鍋やボウルに水と素材を入れて、そのまま冷蔵庫へ。翌朝は火にかけて、いつもどおりに煮出すだけです。昆布や煮干しのような固いものは、水に浸けておくと、うま味がより出ます。
浸ける時間は、10分ほどでも味が変わります。一晩おいても構いません。ここも、お好みで。
手がまわらない日は、だしパックと、だしポットで
手が回らない日には、だしパックという方法もあります。
「日々のだし」のだしパックは、鍋に水400mlとだしパック1つを入れて、沸いてから中弱火で5〜6分。袋ごと取り出せるので、こす手間もいりません。みそ汁から煮物まで、幅広く使えます。
さらに簡単にだしを取るには、だしポットを。
「水400mlに、昆布4gとかつお節(または煮干し)4〜8gを入れて、電子レンジ600Wで6分。それだけで、だしが取れます。
かつお節だけでなく、昆布も入れるのはなぜ?
かつお節や煮干しのうま味と、昆布のうま味。この二つが重なると、少ない量でもしっかりと味が出ます。昔から合わせて使われてきたのには、そんな理由があります。
手をかけられる日は、鍋でひと煮立ち。朝を楽にしたい日は、前の晩に浸けておく。手がまわらない日は、だしパックやだしポットで。
同じ素材からだしを取るのでも、その日に合わせて方法を選んでみてください。今日はどれにしようか、くらいの気持ちで、気楽に使っていただけたらと思います。











